子どものためのシェイクスピア「冬物語」

冬物語―シェイクスピア全集〈18〉 (ちくま文庫)
恒例となっている2011年の子供のためのシェイクスピア公演は「冬物語」。
会場は天王寺阿倍野ホールというところ、お盆前の10日の夜に行ってき
ました。
王様が嫉妬狂いし妻と子供を殺してしまうが、改心して10数年後妻子供は
生きていたというトンデモ話を、シェイクスピアは悲劇からロマンス劇に作
り上げる。それを演出の山崎清介が組み立て直し上演する。子供向けと云っ
ても、嫉妬も不倫もそのままであるし、演劇的な趣向を凝らしているので、
蜷川シェイクスピアよりおもしろい。とにかく伊沢磨紀がいいなあ。
さて、それではテレビで録画してあった蜷川演出の「冬物語」も見ようと思う。