2009-12-16 四方田犬彦「歳月の鉛」 本 以前読んだ自伝的回想記「ハイスクール1968」に続く、その後 70年代の彼の回想記。しかし、ノンフィクションなのかフィクシ ョンなのかは不明、文中に出てくる仲間から批判もでている様子。 それにつけても、この時期の空気ってなかなか微妙だったなあと、 あとになるとつくづく思う。自分自身をひとことで云えば、楽しか ったとあっけらかんと云ってしまうのだが、それでも取り巻く空気、 社会状況があんなだったからあんなこと考えてたんだなあとか、あ んなことしてたんだなあと今は思う。