2009一万人の第九:本番

寒さもそれほどでもなくまあまあの天気。今回は7回目の第九。
ちょうど大阪へ転勤して、家族を呼び寄せた2003年から始
めたので、家族で大阪暮しが7年ということか。早いものだ。
今回はアカデミー賞受賞の「おくりびと」の主題テーマ曲をチェ
ロを主体に厳かにスタート。そして槙原登場、本番も相変わらず
テンションが高い。「見あげてごらん夜の星を」は練習とはうっ
て変わって大合唱になったし、「世界でひとつだけの花」はのり
のりでした。第一部のゲストなのにカーテンコールまであって、
いままで観た中で一番の盛り上がりだった。スーパーキッズオー
ケストラも淀川工科高校吹奏楽部もちょっぴりの使い方で、贅沢
ではあったが、昨年も思ったように、淀高は1曲しっかりと聴い
てみたかった。
さて、第2部の第九本番。気合十分、バスの私の回りはみんな声
がしっかりで大音量、充実感たっぷりであった。第3楽章の美し
い旋律にうっとりして、第4楽章に入ると一気に展開していく。
不思議なことにこの1年のことがいろいろと思い出される。別の
第九に参加したときにも思い、ここに書いたのだが、この一万人
の第九はそういう1年を振り返る場になってしまった。終わった
後の外の寒さはそれほどでもなく、いろいろ重苦しいことがあっ
た1年であったが、歌い切って、また来年なんだなと思い、7回
目の万九は終わった。よかったよかった。