真保裕一「誘拐の果実」(上)(下)

誘拐の果実 (上) (集英社文庫)
誘拐の果実 (下) (集英社文庫)
あいかわらず、ぐいぐいと読ませる。本を閉じさせない。
ところが下巻の後半に入って、動機が明らかになるにつれて
トーンが下がる。もっと簡単な攻め口があるんじゃないかな
と思わせてしまう。それでも、夏バテでのんびりしていた
週末を堪能させてくれた。