2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

宮本輝「草花たちの静かな誓い」

ひさしぶりに新幹線に乗って、読書に一冊 の本。こういうときはいつものように肩の 凝らない物語を。 宮本輝もひさしぶり。ちょっとかわった話 ではある。人生の謎解きのような出来事が ロスの高級住宅地を背景に綴られている。 邸宅には豪華な庭というか樹…

アカデミー賞2022

作品賞は、フランス映画「エール!」のリ メイクだった。エール!はとてもいい映画 だったので上書きされてこっちの「コーダ あいのうた」の方が有名になるのはいささ か残念、エール!も忘れないで。 助演女優賞は、1961年「ウェストサイド物 語」のリタ・…

イビョンホン「エターナル」

テレビで放映していたので見た。実は韓国 映画ははじめて(いや半地下家族を見たぞ)、 イビョンホンもはじめて。 なんだか思わせぶりたっぷりで、途中でこ れはニューヨークの幻だと気が付く、でも 彼はなにも助けない、許しを乞うわけでも ない。自分が受…

ウーピー・ゴールドバーグ「ゴースト/ニューヨークの幻」再見

何回目だろうか、テレビで放映していたの で、つい見てしまった。忘れていたところ も多い、でもやっぱりウーピー・ゴールド バーグがいい、みんな持って行ってしまっ ている。何回見ても楽しんだ。 ゴースト/ニューヨークの幻 スペシャル・エディション [DV…

ひさしぶりの作品展

地元のクラブの作品展をひさしぶりに市ホ ールで開催した。額装して並べると3割方 上手く見える。3点出品した。

蟄居にて読書を

きのうの映画に続き、読書について調べた があまり成果はない。むつかしい大江を読 んだり、カラマーゾフを読んだりしても、 多くは寝っ転がってだらだら読みである。 蟄居には関係がない、やっぱりきちんと系 統だてて読むとか、教養を蓄積したいとか には…

蟄居にて映画を

これはコロナだと理解した2020,03からこ の2022,02までの2年間で、数えてみたら 242本の映画を見た。映画館で3,4本くらい なので、まあ240本くらい、年に120本、 3日に1本の映画をテレビで見ていることに なる。そう考えると、特に多くはないなあ。 大学から…

グレン・クローズ「天才作家の妻 40年目の真実」

グレン・クローズはいろんな映画で見てき たが、アカデミー賞7回ノミネートの名優 だった。この映画でも主演女優賞候補とな ったが、むつかしい役どころを見事に演じ ていたのに残念だった。 ジェンダーのこと、妻はいつも夫を立て裏 で献身的に支える立場に…

クリント・イーストウッド「荒野のストレンジャー」

イーストウッドの2作目の監督作品。ま だマカロニウエスタンが色濃く残ってい る感じ、暴力的である。 さて、なかなか変わった映画、開拓の町 へふらりとやってきたガンマンが、町の 住民にために荒くれ者をやっつける話と 思いきや、奇妙な話になってくる。…

ワクチン3(覚書)

ワクチン3回目(ファイザー、ファイザー、 ファイザー)。当日は肩が痛いだけで特に なし。翌日、37.5℃さらに高くなってきた ようなので解熱剤を飲む、だるい身体中痛 い。翌々日、37℃以下に下がるが念のため 安静。次の日から日常に戻る。 いや、戻るのは…

オクタヴィア・スペンサー「ドリーム」

NASAのマーキュリー計画での計算手として 採用された黒人女性が、天才的な才能と、非 白色と女性という二重差別のなかで忍耐と努 力により認められいく映画。 知らなかった、史実に基づくフィクションで もあるようだが、こういう人たちの総体で宇 宙計画が…

失態

コーヒーポットをぶちまけてしまった。 運悪く、図書館で借りた本3冊(1冊は高 価な美術書)がびしょ濡れ。さすがに図書 館で許されず現物返還ということになった。 泣く。

芸術新潮2022年3月号

ローマ教皇 怒濤の2000年美術史という特集 で早速買って読んだ。いやあむつかしい、 教皇の名前がわからない、カトリックは清 濁併せ呑んで懐が深いなあと改めて思う。 途中で映画の話が出てきてそれは面白かっ た。映画「ローマ法王の休日」びっくりす る。…

ジョニー・デップ「ニック・オブ・タイム」

またまた痛快映画と思ったら、巻き込まれ 型のサスペンスだった。ジョニー・デップ が若い、といってもシザー・ハンズの5年 後だからそうでもない、娘一人の普通のサ ラリーマン(会計士だけど)役でこれは珍 しい、気が付かないくらい。 映画の中の時間が、…

ショーン・コネリー「ザ・ロック」

うまい気持ちの表し方がないのだけれど、 こんなときは痛快な映画を。 ショーン・コネリー、ニコラス・ケイジ、 エド・ハリスというからには、どんなご都 合主義でも構わない、ただハラハラドキド キでこれでいいのだ。 ザ・ロック [DVD] エド・ハリス Amazon

立川談志「文七元結」

昨日の「思いがけず利他」の中で、談志の 「文七元結」のことがでてきて「利他」に ついて語っているのでyoutubeで見た。こ の演席のことだ。 談志は理屈っぽくて斜に構えているようで わたしの好みではないのだが、これはなん というか、話が終わって、この…

中島岳志「思いがけず利他」

利他について2冊目。中島岳志はちょっと 関心がある政治学者だが、これは読みやす い。立川談志の文七元結という落語を題材 に利他について説明するのだがこれが面白 い。youtubeで見てみよう。 利他についてはわかったようなわからない ような。でもキモは…

伊藤亜紗編「利他とは何か 」

集英社新書の「「利他」とは何か 」という 本を読んだ。「利他」という言葉に惹かれ てちょっと検索したら、まずはこれ、もう 一冊はいま読んでいる。 うまくここへは書き記せないが云ってるこ とはわかる、東工大の研究プロジェクトが 利他のマイナス面を含…

春めく2

いろいろ思案している。 某団体の役割分担が回ってきてやむなく受 けその初会合へ行ってきた。やれやれ。 某NPOの事務局が変化しなにか役割を荷わ なければならなくなって、さてさて。 どうなんだろう、人と絡むのがとても億劫 になってきた。フリーになった…

安野光雅「会えてよかった」

安野光雅が亡くなって、まだいくつも本が 出ている。買ったり、図書館で借りたり、 いろいろ読んだりしているが、いままであ まり書いていない。人柄がにじむ朗らかな 文章に気持ちが和む、この本も広い人脈、 交友関係が楽しそうで自分でもうれしくな る。…

永田和宏/知花くらら「あなたと短歌」

図書館で永田和宏で検索し見つけた本。 短歌初心者の知花くららが永田和宏の指導 を得ながら、短歌について学んでいく本。 とてもわかりやすく、なるほどとは思うが、 いざつくってみようと思うとそうはいかな い。興味はあるんだけどね。あなたと短歌作者:…

「悲しみは空の彼方に」

1959年アメリカ映画、まったく知らない 題名の映画だった。演劇女優志望の子持ち の女性がニューヨークにやってきて成功す る話に、複雑なテーマを盛り込んで、人生 物語であり恋愛物語であり人種差別の社会 派物語であり、盛りだくさんで堪能した。 家政婦…

池井戸潤「空飛ぶタイヤ」

なんにもしたくない日は読書、最近は困っ たときの池井戸潤。分厚い文庫本「空飛ぶ タイヤ」。なんとなく「下町ロケット」に 似ている、直木賞を取る前の作品らしい。 えーい、いっきに読みました。大企業のマ ウンティングを書かせたらピカイチですね。 お…

名古屋市美術館「ゴッホ展」

10年振りのゴッホ展、同じ名古屋市美術館。 クレラー・ミュラー美術館所蔵の作品展で ある。チケットは日時指定の前売り券を買 っていったのに大行列、中はこのコロナ2 年間で一番の「密」、人数制限をしている とは思えない。怖いというわけではないが、 人…