昨日の「思いがけず利他」の中で、談志の
「文七元結」のことがでてきて「利他」に
ついて語っているのでyoutubeで見た。こ
の演席のことだ。
談志は理屈っぽくて斜に構えているようで
わたしの好みではないのだが、これはなん
というか、話が終わって、この話は納得で
きないなどとぼやき、解説を始める、もっ
といい演じ方はないかと悩んでいるなどと
云うのである。ひとつの落語の解釈にこれ
ほど探究する落語家はいないんじゃないか。
だから熱烈なファンがいて、着いていく弟
子がいるんだな。驚いた。「利他」なんて
どうでもいいぐらい。
「震える」から11年、忘れていません。震えることばかり。