ウディ・アレン「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」

今のところウディ・アレンの新作、ひょっ

としたら最終作。養女性的虐待で訴えられ

アメリカでは上映されていない、日本では

上映されそしてテレビで見た。

恋愛コメディ、「ストーリー・オブ・マイ

ライフ/わたしの若草物語」のティモシー・

シャラメ主演、ジュード・ロウがでていた。

最後の方で、母親と語りあうところで、母

親は意外な経歴を云うのだがあれは嘘だと

思う、こどもを親離れさせる、自分が子離

れさせる方便だろう。アリゾナ娘がなかな

か軽やかな味がある、雨の日のニューヨー

ク娘や娼婦よりいいと思うんだけどね。そ

の対比がよくできていた。

ほんとに最終作になってしまうのか。だめ

なことはだめだけど。

 

 

 

ウディ・アレン「マジック・イン・ムーンライト」再見

5年振りの再見。ストーリーは覚えていた

が細部は覚えていない。

霊の存在は宗教と絡んでおり、日本人には

よくわからない、奥が深い話なんだろうが

ただ恋愛コメディとして見る。それにして

もほんとにあの男と結婚して幸せになれる

のだろうか。ああいう貴族的男尊女卑の男

マイ・フェア・レディの教授と同じだ、

イライザが幸せになるとは思えなかった。

ktoshi.hatenablog.com

 

唯川恵「淳子のてっぺん」

登山家田部井淳子さんの伝記フィクション

である。沢木耕太郎の「凍」を読んだ時も

極限の山登りそのものに感動は感じなかっ

たが、これも同じ、その苦しみと喜びは共

有できない。

しかし、田部井淳子の魅力はおおいに共感

する、こういう大いなる人がときどきいる

ことに感動もする。

女性だけの山岳会、登頂を目指す。チーム

を組んでも山頂に届くのはひとりかふたり、

あとはサポートにまわる。

男も女も関係なく人としての競争、葛藤、

嫉妬、決断がそこにある、あって当然、で

もどこかで受け入れてチームとしての喜び

に変えていくこと。仕事だって同じ。

そういうところもさらけだして小説は書か

れている。だからいいことばかりではない。

夫がいい、軽やかに乗り越えていく男(夫)

の姿がいい、すばらしくいい。

ktoshi.hatenablog.com

 

 

ワクチン(覚書)

備忘録です。

おっとり申し込んだらかんたんに今日の指

定、1回目の接種。医療従事者も終わって

ないのに申し訳ない、田舎はスムーズのよ

うだ。ホッともしてないし、もう安全とい

う気分でもないし、あすからも今までどお

り。前に肺炎球菌ワクチンを打ったら高熱

が出たのでいささか慎重である。

ktoshi.hatenablog.com

 

 

 

ロバート・ミッチャム「眼下の敵」

1957年のアメリカと西ドイツの合作映画。

アメリカの艦長とドイツの艦長が敬意を払

いながら迎撃しあう、戦争というものを紳

士的な戦いとみなすある種の偽善的な戦争

映画であるといえる。まあ戦争を題材にし

た紳士同士の交流という映画なのだろう。

アメリカがドイツを許すようになる手順の

中で作られた映画だった。

 

マット・デイモン「ボーン・アルティメイタム」

アルティメイタムは最後通告という意味ら

しい。ボーンシリーズの3作目。これで完

結。(だったけどその後4、5作目が作られ

た)あいかわらずものすごいアクション、

不死身のボーン。しかし自分の意志でボー

ンを助ける、巨悪に立ち向かうのは女性で

あるところが新しい。しかも恋人でもなく。

まあ、成り行きで見てしまいました。

 

 

マット・デイモン「 ボーン・スプレマシー」

ボーンシリーズ2作目。

カーアクションシーンが圧巻、激烈。いつ

もの感想なんだが巻き添えをくった人はど

うなるんだろうか、恋人が死んであれだけ

悲しむのに不思議。これを見てテンション

を上げてしまう自分も不思議。

ラストで簡単に丸く収まっちゃうのもどう

か。エンタメなんだから細かいこと云うな

ってことなんだろうな。

もうひとつ見るつもり。