マット・デイモン「ボーン・アイデンティティー」

ボーンシリーズの第1作。こういうアクシ

ョンサスペンスはあまり見ないんだけど、

家人がマット・デイモンを好きなので見て

しまった。原作がロバート・ラドラムなの

で(読んだことないけど)いいかげんな話

ではないと思うのだが、やっぱりどうして

もご都合主義になるんだな、ハリウッドは。

でもシリーズが控えているので続けて見る

のだ。おもしろかったと云っておこう。

 

ヒッチコック「ハリーの災難」

先週に続いてヒッチコック。シャーリー・

マクレーンのデビュー作とのこと。この映

画は見たことがあると思っていたが、テレ

ビで見てみたら絶対に初見。

なんだろう、こののんびりとした街(風景

が美しい)ののどかな人々、殺人があって

も誰も慌てない、西部劇のころの話みたい。

なんだこれはというサスペンスなのだが、

ヒッチコックのおかげか、じんわりとおも

しろい、それなりに話がまとまっていく。

奇妙なユーモアサスペンス、これもヒッチ

コックだ。 

 

決心

と書いたけど大した決心ではない。

webでニュースを見るのを8月末まで3カ月

止める。家に居るのでついスマホを手に取

ってニュースを見てしまう、よくわかる、

自分の気持ちと同じようなニュースを読み、

そうでないのを退けるのを。そして一喜一

憂する、精神衛生上よろしくない。それで

止めてみる。

そしたら大坂なおみの休養のニュース、昨

日までの背景がわからない表面的な記事、

SNSの印象批評。

今日から決心した意味があった。

静かな5月だった(続)

5月はもう一日あった。

小椋佳の続き、彼は「生きていることを考

える時代」になったと云った。驚く。

中三の時女の子に手紙を書いたとき、これ

からは生きているのでなく生きていくと書

いたことを覚えている。未来は切り拓くイ

メージが充満してたのだと思うが女の子に

書く文章ではない。

ところが彼は生きていく時代から生きてい

る時代になったと云う。そうか、老境の心

づもりなのだなと感じ入る。

やっぱり静かな5月だった。

青春~砂漠の少年~

青春~砂漠の少年~

  • アーティスト:小椋佳
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静かな5月だった

またも緊急事態宣言で、いくつかの予定が

取り止めになり、この5月はまれにみるな

にもない日々だった。家に居るのが好きで

も、ひとりでいることも平気でも、ちょっ

と重い感じ。映画も読書もここまで立て続

けではいささか飽きる。版画も思うように

うまくならないし、NPOはまだまだだし、

お勉強は口だけ男だし、運動も同じく。

テレビで小椋佳の引退ドキュメンタリをや

っていたので録画して見た。10代の終わり

頃、まだ無名に近い覆面の小椋佳のLPを

一枚買って聴いた、友人は陰気なフォーク

と称したが深いなにかがあるような詩に惹

かれたことを思い出す、後日、二足のわら

じなのを知って共感する。

彼が「自ら恥じない仕事ぶり、自ら悔いな

い暮らしぶり」と云った。そのとおりだと

ちょっと元気が出た。

今日から半袖のシャツ。

彷徨

彷徨

  • アーティスト:小椋佳
  • ユニバーサル
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三浦しをん「舟を編む」

いまさら「舟を編む」である、ようやく読

んだ。わりと早く結婚して、わりとスムー

ズに辞書が作られていく、辞書を作るとて

つもない苦労もあまり伝わってこない。ち

ょっと意外。お得意の仕事小説なので、辞

書を作るという特殊な仕事を垣間見る楽し

さはよくわかるが、もっと期待をしちゃっ

たというところ。なんだかんだと云っても

おもしろかったです。映画を見たのはいつ

だったか。

ktoshi.hatenablog.com

 

ヒッチコック「知りすぎていた男」再見

むかし、ヒッチコックリバイバル上映で

4、5本来たことがあって、それで映画館

ではじめてヒッチコックを見たのだがその

内の1本が「知りすぎていた男」、題名が

知りすぎた男でなく知りすぎていた男なの

でちょっと変な感じ、原題はThe Man Who

Knew Too Muchなので、確かに過去形だっ

た。1956年作品で、ケ・セラ・セラを映画

を観る前から知っていたのはそれほどヒッ

トしたからなのだろう。

なかなかサスペンスとしてもよくできてい

た、ジェームズ・ステュアートのおっとり

具合もドリス・デイのちゃきちゃきさもい

いコンビだった。