ハンフリー・ボガート「ケイン号の叛乱」

1954年アメリカ映画。

軍隊は上官の命令は絶対服従であること

は知っていたが、軍の法律があり、例外

措置があることは知らなかった。

日本の戦前にもそういうものはあったの

だろうか、今の自衛隊法にもあるのだろ

うか。

ジャック・ニコルソンがやりそうな悪役

ハンフリー・ボガートはしっかりと演

じて立派、弁護人( ホセ・フェラーだそ

うな)もむつかしい役を、作家(フレッ

ド・マクマレイだそうな)も必要な役割、

いやあ、見事な演出だった。

赤狩りで転向したドミトリクという監督

作品だが、苦い経験が人間の洞察の深さ

につながったのだろうか。

結論は、組織ってやっぱり好きになれない。