「グッバイ、レーニン!」

2003年ドイツ映画。

東ドイツの国民が、ベルリンの壁崩壊を

受けて西ドイツとの再統一する過程で、

いろんな葛藤、悩みが描かれる。自由に

なり資本主義万歳というばかりではない

ひとりひとりの住民の想いがシニカルだ

けどコミカルに表現されている、うまく

言えないけど、うまく感想が書けないけ

ど。なかなか凝った脚本、演出。父親が

ひとり西へ亡命する、夫に付いていけな

かった妻、父親から捨てられた息子、東

ドイツの宇宙飛行士、キリストのイコン、

撤去されヘリで運ばれるレーニン像。い

ろんな暗喩なのだろう。

こういう映画は大切だ、あのころの心情

を記録しておくためにも。消化できてな

いけどいい映画だった。