トム・クルーズ「ラストサムライ」

2003年アメリカ映画。ずいぶん話題になっ

ていたが、もう20年近く経っているのか、

はじめて見た。渡辺謙のハリウッド出世作

大村役は原田眞人監督だった、池松壮亮

映画デビュー作(それがハリウッド)。

アメリカ人から見た日本人の武士像、いわ

ゆる武士道を描いている。薩摩を思わせる

里山の生活の様子は美しく、郷中教育とい

うのか武士の鍛錬は厳しく、維新後の開化

の流れの中で、それらを守ろうとすること

の正否はわからない。また交渉もなく政治

もなくただ負け戦をすることがイコール武

士道ではないだろう。そこはハリウッドの

カン違い。おかしなところは多いけれど、

よく描けているところもある。日本の俳優

達の立ち姿がかっこよかったのは確か、斬

られ役の故福本清三もよかったぞ。