ジョン・ウェイン「リオ・ブラボー」

昔見た西部劇のイメージはインディアンと

戦うとか息詰まる決闘とかであったが、名

作といわれるリオ・ブラボーを見て(また

少し前の「エル・ドラド」を見て)ちょっ

と考えが変わった。マカロニウェスタン

イメージが入り混じっていたのかな。

名作「真昼の決闘」にハワード・ホークス

監督とジョン・ウェインが、保安官はそん

な弱虫ではないと不満だったという逸話を

知っていたが、それで作ったのがこの映画

だとは知らなかった。

ジョン・ウェインアメリカだ、自由陣営

を守るため立ち向う保安官アメリカなのだ

という映画のようだ。酔いどれたディーン

・マーチンや若き新人保安官や老人の牢番

やメキシコ人の酒場主人やそして女性を守

る、黙って守る姿はアメリカなのだろう。

西部劇がニューシネマ登場あるいはネイテ

ィブアメリカン問題からすたれていきはじ

めた頃、ただやっつけるだけでないことを

意識してきたのだろうか。

ジョン・ウェイン高倉健だな、はにかみ

というか照れるというかそっくりで、なる

ほどザ・スターであった。

リオ・ブラボー(字幕版)

リオ・ブラボー(字幕版)

  • 発売日: 2015/04/15
  • メディア: Prime Video