山田洋次「京都太秦物語」

京都太秦物語 [DVD]
テレビから録画してあったので見た。
山田洋次立命館大学客員教授をしてい
て、学生と一緒に作った映画らしい。映画
評論家の小森和子の寄付遺産が資金の一部
になったようだ。
いかにも山田洋次らしい映画で、主人公の
男女は親や地元商店街の人達にきちんとあ
いさつするようないい人だから展開もおよ
そ予想される。
でも、将来に悩み、男はもうすこし夢を求
めてその後家業を継ぐというし、女は大学
の司書なのに、男の家業を一緒にやろうと
喜ぶというのはいいんだけどそれでいいの
か、学生たちの感覚はそれでいいのかな。
太秦の映画撮影所が閉鎖されて、その商店
街が寂れていく現実を写しながら、若い男
女にその現実からの展望を語らせなかった
のはなぜだろう。