吉田修一「7月24日通り」

7月24日通り (新潮文庫)
初めて読んでみる作家の話題作「悪人」を読もうと思ったが、
大作なのでその前にまず短いのを読んでみようとこの作品。
軽くてすぐに読める、でも設定が楽しい、住んでいる街を
リスボンに見立て楽しんでいるOL、その軽快さ、抱えてい
る重さ、不器用な恋愛。そしてエンディングは予定調和でな
く、飛ぶ。