白石一文「私という運命について」

私という運命について (角川文庫)
出張の行き帰りに一気に読了。この作家には珍しく
読みやすく一気に読んでいく。キャリヤの女性が成
長していくストーリーでどんどん読める、面白い。
でも後半、やっぱり子供を産むのがすべて、夫が死
んだら私もという価値観は、ある安定層には抵抗が
ないのかもしれないが違和感。小説は新しい、いま
まで気づかなかった価値観を見せてほしい。面白か
ったんだけどなあ。