2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

稲垣えみ子さんの本

いつだったか朝日新聞のコラム「毎日が投 票日かもしれない」を読んで、いたく共感 しめったにしない切り抜きをしたのだが、 その後退社され本が2冊出ているのを横目 に見ながらなにか気になっていた。 先日書店で手に取りたまたま椅子が空いて いたのであ…

虚構の劇団「天使は瞳を閉じて」

大阪吹田のアイホールで、鴻上尚史の主宰 する若手劇団である「虚構の劇団」による、 鴻上演出、鴻上の名作「天使は瞳を閉じて」 を観てきた。第三舞台のこれを生で観てい るわけでなく、DVD(ロンドンバージョ ン)で見ているだけだが、そのインパクト …

城山三郎「毎日が日曜日」

タイトルから想像する話とはまるで違う、 たしかに脇役の笹上さんはそうであるが、 主人公はまだばりばり。彼が大手総合商社 でどのように働くか、働くとはどういうこ とか悩む、まあ私の年令になってしまえば そうそうそうだようねえと相槌を打てるが 昭和5…

坂口恭平「独立国家のつくりかた」

以前かなり話題になった本でこれもブック オフで。うーん、こういうことか、こうい う人がこういうことを考えて動いているの か。自分がこれだと思うこと価値観を変え ることにすべてをかける、しかも柔軟であ り戦略的である、批判は山ほどあるだろう、 そ…

柴田翔「記憶の街角遇った人々」

ブックオフで思わぬ本に出会う。 柴田翔の見たことがない単行本、エッセイ 集である。70年代前半にいくつかの本を 読んだがその後は大学教授、ドイツ文学者 として作家をやめてしまったようで、それ にやっぱり時代とすれ違っていくのはやむ をえないこと…

最相葉月「セラピスト」

ずっと前に購入してなかなか読み始める チャンスがなかった、帰省して寝っころ がって少しずつ読んだ。臨床心理の河合 隼雄と中井久夫の業績とその周辺からな んだかよくわからない精神障害の医療と 臨床を追っかけるノンフィクション。箱 庭療法には昔から…

精霊馬

帰省して恒例行事としてのお盆をした。 仏前に以前はきゅうりの馬を作っていたが、 いまはなすの馬(牛のつもりらしい)も作 る、これらを精霊馬というのもはじめて知 った。すると各地でいろんな精霊馬がある ことをwebで見つけた、楽しい。 最近、帰省して…

宮部みゆき「名もなき毒」

杉村三郎シリーズ第2作。3作目のペテロ の葬列を読んであわてて買ってきて読んだ。 人がそれぞれそれなりに持つ毒のようなも のを小説の中でさらけだす。うーん、なん ともいえない読後感。そして第3作の結末 の伏線として菜穂子さんの性格が表れてい る…

スポーツ賛2

昨日の続き、とはいえ、とくにテレビも見 ているわけではないのだが、イチローのイ ンタビューを新聞で読んで「もし成功率が 7割を超えなくてはいけない競技であった ら辛いと思いますね。3割で良しとされる・・」 にいたく感心。柔道の銅メダルで喜びを表…

スポーツ賛

イチロー大リーグ3000本安打、努力と 節制も才能の内であることを明らかに、感 嘆。 リオオリンピック、想像を超える個人とチ ームの鍛錬の証し、国や国民に元気や感動 を与えなきゃと思うことなし、こっちは勝 手にやるから、ただ自分だけのために。 夏…

キャラメルボックス「ウルトラマリンブルー・クリスマス」

テレビから録画してあったキャラメルボッ クスの芝居、久しぶりに見る。うーん、こ こはこういう芝居だったな、ウェルメイド でハッピーエンドで、声がでかくて、私の 好みとはちと違う、ごめんなさい。

シャーリー・マクレーン「トレビの泉で二度目の恋を」

彼女の芸歴60周年の映画らしい。フェリ ーニの「甘い生活」のトレビの泉のシーン からはじまり、軽妙なマクレーンとクリス トファー・プラマー(サウンドオブミュー ジックの大佐)の恋へ。いくつかの伏線が あり、二人はローマへ、そしてお涙頂戴を 避け…

余裕なし7月から8月へ

こころの余裕がないばたばたの日々を送っ ている、歯のブリッジは4カ月が経過し、 やっぱりあきらめて歯医者へ、結局ブリッ ジのよかったほうの歯の神経をとることに なり悔し涙、ヨガ教室はさらにパワーヨガ へ身体が痛い気持ちいい。さて涼しい森の 奥の…

佐々木譲「警官の紋章」

この作家の北海道警察シリーズはいくつか に分類されるようだがどれもこれも安心し て読める。一気に読んでしまった。

宮部みゆき「ペテロの葬列」

もう10年も前になるのか、杉村三郎シリー ズの第1作「誰か」を読んで、あまりに後味 が悪かったのでその後読んでなかったが、第 3作の本作の単行本美本をブックオフで購入 して出張へ持参、重かった。 前半はぐいぐい読んでいく、後半はお金を受 けとる…