城山三郎「毎日が日曜日」

毎日が日曜日 (新潮文庫)
タイトルから想像する話とはまるで違う、
たしかに脇役の笹上さんはそうであるが、
主人公はまだばりばり。彼が大手総合商社
でどのように働くか、働くとはどういうこ
とか悩む、まあ私の年令になってしまえば
そうそうそうだようねえと相槌を打てるが
昭和50年新聞連載当時は新しいというか、
はじめて表へ出てきた企業の実態だったの
だろう。私はビジネス書やビジネス小説は
読まないが有名な作品なので、出張の往復
で一気に読みました。面白くて、まあ品位
もある。