2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ヘミングウェイ「移動祝祭日」

ウディ・アレンの「ミッドナイト・イン・ パリ」でガートルード・スタインという評 論家みたいな人が重要な役割で登場し、知 らない人であったが、ヘミングウェイが移 動祝祭日と名づけたパリの日々の回想記で あるこの本を読んで、そうだったかと合点 した…

ジョージ・クルーニー「スーパーチューズデー」

J・クルーニーが監督した映画をはじめて テレビで見た。彼らしい政治的映画だ。 相手陣営が引き抜く陰謀、どっちへ転ん でもメリットがあるやり方に感心しつつ このあたりの謀略がもっと複雑に絡みあ ってもよかったのに、パワハラに持って いってしまったの…

三菱一号館美術館「ワシントンナショナルギャラリー展」

はじめての三菱一号館、なんだか東京ステ ーションギャラリーが外にあるような雰囲 気、緑に囲まれた広場もあって気持ちがい い。印象派の展覧会なのでいまひとつの気 分だったが、入ってみたら私の好きなブー ダンが7枚、いやあ嬉しかった。変わらず 海辺…

東京大学ミュージアム「インターメディアテク」

KITTEの中に、正式名称は知らないが、東大 の学術コレクションの博物館みたいなのが オープンしていたので見た。民族学博物館 とも違う、なんだか明治時代の帝大の学問 への意気込みみたいなものを強く感ずる展 示だった。啓蒙をするのか、あっといわせ るだ…

ミュゼ浜口陽三「浜口陽三丹阿弥丹波子二人展」

カラーメゾチントで有名な浜口陽三の個人 美術館へ行った。ちょうど丹阿弥丹波子と の二人展を開催していた。メゾチントはな ぜか思索性とか深遠性に結びついてとても 好きなのだが、この空間も浜口の世界を凝 縮させた気持ちの良いちいさな美術館だっ た。…

BUNKAMURAミュージアム「ボッティチェリとルネサンス展」

ボッティチェリはほとんど国内で本物を見 る機会がなかったが、今回はじめて多くの 作品を見る機会を得た。大作の受胎告知か ら、小さな受胎告知、キリスト降誕ほか10 数点の作品を見られたのは驚異のことで、 あまり情報を持たず出かけたので堪能した。 …

山田洋次「京都太秦物語」

テレビから録画してあったので見た。 山田洋次が立命館大学の客員教授をしてい て、学生と一緒に作った映画らしい。映画 評論家の小森和子の寄付遺産が資金の一部 になったようだ。 いかにも山田洋次らしい映画で、主人公の 男女は親や地元商店街の人達にき…

高島屋ギャラリー「細見美術館琳派のかがやき展」

京都の細見美術館が所有する琳派の絵を中 心にした展覧会を見た。琳派の人気がもの すごくて会場は混雑、宗達や光悦、酒井抱 一、其一、みな師弟関係ではないのに琳派 としてひとくくりとなっているのはなにや ら不思議な感じ、実は私もよくわかってい ない…

横尾忠則現代美術館

神戸の原田の森ギャラリーへ書の江口大象 展を見に行ったついでに、行きたいと思っ ていた隣りの横尾忠則現代美術館へはじめ て行った。ちょうど展覧会の展示替えの期 間で見られず、ミュージアムショップとラ イブラリだけだった、また必ず来よう。 向いに…

村井重俊「街道をついてゆく」

司馬遼太郎のひととなりをすこしづつ知る ところとなり、つられて朝日の編集者の書 いた司馬遼太郎の思い出話本を読んでしま った。ここでも司馬遼太郎の魅力を伝えて くれてますます関心を持つことになった。 以前、物語作家としての司馬遼太郎を見て いく…

司馬遼太郎「司馬遼太郎が考えたこと(7)」

いよいよ7巻、ペースが落ちているがそれ でも新しい発見が多くある。中国からの影 響の受け方、それが時期によって日本史に どのように影響されたか、あるいは徳川三 百年の鎖国による功罪などなんとなくぼや あと感じていたことが成程と納得した。

コートを脱いで3月

冬物を片付けて寒かったり毎年のことだけ どそれでも春の訪れはうれしいものだ。 ヨガ教室も夜歩きも軽やかになってきた。