2012-04-05から1日間の記事一覧

檀ふみ「父の縁側、私の書斎」

おなじく激情型、破滅型の檀一雄をふりかえる檀ふみ のエッセイ。年をとって父を認め、懐かしむ。父と暮 らした家の思い出を語るのを読み、そうだな私たちは そういうものを知らぬ間に大事にして暮らしているん だなと納得。

城山三郎「部長の大晩年」

永田耕衣という有名な俳人(知りませんでした)が、 大企業の部長まで勤め上げ、しかし在職中から俳人の 道を歩みはじめ、退職後はその道に大きな花を咲かせ た、実在の人物を題材にした小説。リタイヤ後の人生 への興味から読んだが、これはそのような一般…