2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

読み直す村上春樹その2「1973年のピンボール」

それでも村上春樹という名前はインプットされ、2冊目の 小説「1973年のピンボール」は発売日に購入。 大江の万延元年のフットボールだなあと思いながら、でも こっちは会話がおしゃれで、かつセンチメンタル。すっかり 気に入ってしまった記憶がある。 …

読み直す村上春樹その1「風の歌を聴け」

1979年に群像新人賞を取り芥川賞候補になったことで この本の存在を知り購入した。すでに二刷になっており、 一部の若者に熱い評価を得ているという雰囲気だった。 働き始めて2年目、給料をもらって単行本を買うことが わりとたやすかったから、当時、…

堤清二・辻井喬「叙情と闘争」

実業家堤清二と文学者辻井喬の二役を演じてきた作者の 回顧録のようなもの。この二律背反はなにを読んでも 面白く興味深い。それにしても実業家というものは、 財界はともかく政界にも深く関わり、また交流をして いるものなのだなとつくづく感心。

吉田拓郎コンサート中止

7月8日コンサート当日、大阪グランキューブへ行きました。 先回のツアーの大阪岸和田会場が中止になり、久しぶりの大阪 公演。会場に着くと、外はなんだかのんびりした感じ、超大型 トラックが横付けされていてなんだろうなと思いながら、入口 へ。電光掲…

萩尾望都「半神」

それで、原作を読んだ。これだけの短編を野田秀樹は2時間の 芝居に膨らませた。すごいなあ。でもこの10数ページの作品 は、これで大きなテーマと世界が詰め込まれている。どこかの 古典か神話を題材にした作品のようで、これは萩尾の傑作。

夢の遊眠社「半神」

夢の遊眠社のDVDで萩尾望都原作の「半神」を観る。 野田秀樹若い。上杉祥三若い。円城寺あや、竹下明子なつかしい。 田山涼成、浅野和之知らなかった。 若くてエネルギッシュ、そして盛りだくさん。 でもこの劇団の、いや野田秀樹の気持ちよさは、朗々と…