「思いつき第二次五か年計画」の2年目なのである。
1964年のフランス・西ドイツ映画。
ミシェル・ルグラン音楽の全編踊らない
ミュージカル(オペラ?)であるが、見
たのは高校1年の学校の体育館だった。
なんだったんだろう「シェルブールの雨
傘」と別の時に「戦艦ポチョムキン」を
見たことだけを覚えている。
はじめて全編会話が歌というのに驚いた
が、ドヌーヴ役が17才だというセリフ
が出てきて、全員がエ~~と大声になっ
たことをよく覚えている。
そしてラストシーンのせつなさ、再会し
た二人のそれぞれの子供が同じ名前だっ
たというのにしびれた、当時は。
記憶以上にシンプルな映画だった。
ミシェル・ルグランを知って、彼のジャ
ズアルバムを1枚買ったのだった。
何度目の4月か、いつも「四月になれば
彼女は」という曲を思い浮かべる、そし
てこの曲を聴いたあの頃を思い出す。
(歌詞に韻を踏んでいるんですね)
4月はやはりスタートという気分、いまは
そんな区切りはないのに。
2022年韓国映画。
韓国映画もすこし見ている、あたりまえ
だが多様な映画が製作されている。
昔の女性がまだ社会で活躍できなかった
ころ、女性監督として映画を撮った苦難
とその作品を追っかけていく。それと自
身が現在、映画監督として壁にぶつかっ
ていることを重ねてよくできている。
主演はイ・ジョンウン、パラサイトの家
政婦だった。夫はどこかで見たことがと
思ったら冬のソナタの次長さんだった。
すこしづつ見ていると俳優が繋がってく
る、ソン・ガンホだけじゃない。
女性が外で活動できなかった、いまも困
難があるという状況を、昔と重ねて、う
まく描いている、しかもエンタメにもな
っている。キム次長(クォン・ヘヒョ)
が実は理解のある夫だったのがほっとし
ました。
締切りが近く大作を制作しているが、
うまくいかず、気分転換にちいさな
のを作ってみた。