河合隼雄、谷川俊太郎「魂にメスはいらない」

 1993年に文庫化され奥付をみると1995

年6版なので、そのころ購入し読んだよう

だが、再読。丁々発止の会話がやっぱり

面白い、もっと聞きたい。だから村上春樹

南伸坊やいろんな人が門を叩いたんだろ

うな。

どんなにおもしろくないことからでもおも

しろいことをみつけだす才能が要る、と河

合隼雄は云う、そのとおり。

魂にメスはいらない ユング心理学講義 (講談社+α文庫)

魂にメスはいらない ユング心理学講義 (講談社+α文庫)

 

 

色弱15:色のシミュレーション2

C型(一般色覚)の人が色弱を体験できる

ものがあるならば、色弱者が一般色覚を体

験できるものはないのか、というのは長く

疑問であった。

しかし結論は簡単、もし作れたとしてもそ

れを見るのは色弱者なので一般色覚を体験

できるわけではない、あたりまえのこと。

逆に云えば、色弱者にとって、シミュレー

ションされた色ともとの色が同じに見えた

ら、なかなかよくシミュレーションされて

いると思わなければいけないか。でももと

の色が2枚並んでいて片方がシミュレーシ

ョンされていると嘘を云われても同じに見

えるわけだからな。

色弱14:色のシミュレーション

C型(一般色覚)の人が、色弱者はどのよ

うにみえているのかシミュレーションでき

る模擬フィルタ(バリアントール)やスマ

ホアプリがある。

D型のわたしにはそれが確認できないのだ

が、C型の人がそれを使って見るとびっく

りする、こんなふうにみえているのかと驚

くようだ。

あくまで模擬フィルタ、ソフトなので同じ

に見えているわかではないが、問題ははじ

めて体験すると驚く、違和感を感じてしま

うということだろう。

D型のわたしにとって、見えている景色、

世界は別に違和感があるわけではない、

変なふうに見えているわけではない、美し

いものは美しいのである。

生きてきた時間の中で、すこしづつ補正し

ながら、脳内変換もしながら、あるいはそ

のまま受入れながら見えているものに違和

感があるわけではない、だから人にあれこ

れ云われる必要もはない。

ただできることなら、対応できるところで、

みんなが同じようにみえる色づかいをして

もらえたらと思うのだ。そのためのツール

としてシミュレーションがあるのだと思う。

色弱13:D15テストについて2

久しぶりに色弱の件、D15テストの仕組

みと、なぜ色弱者は間違えるのかの理由

を十分に理解してみなにわかるように噛

み砕いて書くつもりだったがわたしには

できませんでした、あきらめました。

その説明は、愛知県眼科医会のHP、

そのなかの、ダウンロード「色覚の手引き」

http://www.a-gankai.com/health/sikikakutebiki2016.pdf

の7~9ページに詳細あり。

よく考えられたテストである、感心した。

左義長

近所の氏神様の小さな神社で、こちらでは

どんと焼きという左義長があったのでひと

りではじめて行った。以前は妻がこどもを

連れて行っていたようだが、まあ近所のこ

となので松飾りとお餅を持ってでかけた。

日本酒の振る舞いをいただいて、でも知っ

てる人もいないので早々に焼けたお餅をも

らって帰り、無病息災祈願して皆で食べた。

長閑な一日だった。