もう半年の10月

あっというまの半年でした。なんども書き

ますが3月末辞職、5月末引越し、6、7

月片付け、7、8月は酷暑、9月始動して、

10月からもはじめることもあり。辞職前

に頭の中で考えていたことは、できないこ

ともあり、いざとなるとやる気にならなか

ったこともあり、翌年4月まで待機もあり、

予想外のこともあり、スムースにはじめら

れたこともあり、どちらにしてもいままで

とは違って自分で決められる、やりたいこ

とを選べるということにつきるだろう。

人生100年時代などとなぜか圧力がある、

100才まで生きる人はきっと1割程度し

かいないのになにを煽っているのか。わた

しは64歳になって、あと10年くらいを照

準にする、わたしはすきなことをして暮

らす。

 

 

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はてな運営会社の方針によりはてなダイア

リーを終了し、はてなブログへ移行するこ

とになりましたので、本日よりこちらへ移

行してきました。はてなダイアリーを閲覧

しようとすると自動的にこちらが開く設定

になっているようです。

基本的にわたしの備忘録ですが、いままで

に10年あまりで35万ビューあり、誰に見ら

れてるのかわかりませんが、リセットスタ

ートしますので、引き続きよろしくお願い

します。URLは次のとおりです。

http://ktoshi.hatenablog.com/

関川夏央「やむにやまれず」

やむにやまれず 中年シングル生活 (講談社文庫)
短編小説集、主人公の私は関川本人のふり
をしてのフィクションであろう。中年にな
った自虐的な私のせつない物語とでもいお
うか、夜のカフェテラスという短編が好感
をもった。アルルで描かれた夜のカフェテ
ラスは手前のテーブルの2つの椅子はゴーギ
ャンとゴッホのいない席だという解釈は知
らなかった、好きな絵だったけどね。

関川夏央「砂のように眠る」

砂のように眠る―むかし「戦後」という時代があった (新潮文庫)
ひとつの時代についてフィクションとノン
フィクションを並べて、結果として「戦後」
を語る。そのなかのひとつに「二十歳の原
点」がとりあげられている、当時高校生の
ときに読んだ。すでに連合赤軍事件と重な
ってこうではなかったはずだとの向き会う
前の悔悛というのかなんともいえぬ憤りを
持ったことを苦く思い出す。いま「戦後」
をまるごと生きてきてすでに世の中につい
ていけていない、感性がずれてきている自
分に気付いている。

車処分

リタイヤしても、まだ収支がよくわからな
い経済状況なので生活を見直す形になって
いない。しかし、大きなきっかけとして車
を処分した、しばらく躊躇もしていたが決
断することにした。当面、必要なときは、
息子の車にシェアさせてもらうことにした
がうまくいくかはわからない。さて。

北村薫「太宰治の辞書」

太宰治の辞書
はじめて「空飛ぶ馬」を読んだのはいつだ
ったろう。もう30年近く前なのか。「円紫
さんと《私》」シリーズとして日常の謎
いう新しいミステリーを読み、《私》の瑞
々しさに惹かれ、シリーズは成長小説にも
なっていて楽しみだった。
途中から難しくなってきて、文学愛好家で
ないとついていけない話になってきたが、
今回も芥川、三島、太宰、その他と本の連
鎖というかうんちくと探究に溢れて、読ん
で楽しいながらほんとはよくわからないと
いう感想。《私》は夫も子供もいて、よく
成長したねと懐かしむが、そのあたりの話
はほとんどなくてそれはちょっと残念。
まだシリーズは続くのだろうか。