名古屋芸術大学の水彩画講座授業の1回目
に出席。
いままで習ったことがなく、勝手に描いて
いたが、この機会に基礎からおさえていく。
また色弱の課題を抱えているので、先生に
さっそく話をして今後相談にのってもらう
つもり。楽しみである。
あっというまの半年でした。なんども書き
ますが3月末辞職、5月末引越し、6、7
月片付け、7、8月は酷暑、9月始動して、
10月からもはじめることもあり。辞職前
に頭の中で考えていたことは、できないこ
ともあり、いざとなるとやる気にならなか
ったこともあり、翌年4月まで待機もあり、
予想外のこともあり、スムースにはじめら
れたこともあり、どちらにしてもいままで
とは違って自分で決められる、やりたいこ
とを選べるということにつきるだろう。
人生100年時代などとなぜか圧力がある、
100才まで生きる人はきっと1割程度し
かいないのになにを煽っているのか。わた
しは64歳になって、あと10年くらいを照
準にする、わたしはすきなことをして暮
らす。
ひとつの時代についてフィクションとノン
フィクションを並べて、結果として「戦後」
を語る。そのなかのひとつに「二十歳の原
点」がとりあげられている、当時高校生の
ときに読んだ。すでに連合赤軍事件と重な
ってこうではなかったはずだとの向き会う
前の悔悛というのかなんともいえぬ憤りを
持ったことを苦く思い出す。いま「戦後」
をまるごと生きてきてすでに世の中につい
ていけていない、感性がずれてきている自
分に気付いている。
はじめて「空飛ぶ馬」を読んだのはいつだ
ったろう。もう30年近く前なのか。「円紫
さんと《私》」シリーズとして日常の謎と
いう新しいミステリーを読み、《私》の瑞
々しさに惹かれ、シリーズは成長小説にも
なっていて楽しみだった。
途中から難しくなってきて、文学愛好家で
ないとついていけない話になってきたが、
今回も芥川、三島、太宰、その他と本の連
鎖というかうんちくと探究に溢れて、読ん
で楽しいながらほんとはよくわからないと
いう感想。《私》は夫も子供もいて、よく
成長したねと懐かしむが、そのあたりの話
はほとんどなくてそれはちょっと残念。
まだシリーズは続くのだろうか。