藤沢周平「三屋清左衛門残日録」

三屋清左衛門残日録 (文春文庫)
うまい、おもしろいと認めたい、だから藤
沢周平にはまだ近寄らないようにしている
のだが。
しかしファンタジーである。小藩のエリー
ト高級官僚から隠居し、子供夫婦に大事に
され、かつての職場からはいまも頼られ、
武道はできて、残日録とは云い難い。
隠居後の悲哀等も含んでの小さな出来事の
話かと思っていたら、立派なお方でした。
ところで息子の妻の里江がいいなあ。