別冊文藝平田オリザ

平田オリザ (文藝別冊)
平田オリザのことは先入観があった。
「その河をこえて、五月」をDVDで見た
(2005年8月25日のブログ)だけで、あとは
静かな演劇とか云われる端正な地味な芝居
を作る人で、なぜか鳩山元首相の演説原稿
を書いて、最近はロボット演劇をしている
ぐらいな印象であったのだが、この本を読
んでいやはやこんなことを考えて、演劇の
場で、実際の教育現場で、また行政の場で
もすでに生かされていることに驚いてしま
った。
彼の理論、戦略、演劇の意味、教育に生か
す意味、コミニュケーションとはなにか、
演劇の在り方等なんといえばいいのかうま
く整理できないけど感心したとしか云えな
い。故に反作用もあると思われるがそれに
してもな。
おまけに掲載されていた「戯曲幕が上げる」
も読んだ。