池澤夏樹「風がページを」

風がページを・・・・― 池澤夏樹の読書日記
読書家っていつ仕事をしているのか。池澤夏樹もあらゆる
ジャンルの本を読んでいるみたいに、この読書日記のよう
なものに書評というか感想が書かれている。興味のないジ
ャンルも多いが、ひっかかって読みたいと思った本はこれ↓
二十世紀をどう見るか(文春新書)
市場主義の終焉(岩波新書
歴史とはなにか(文春新書)
まやかしの風景画(ハヤカワ文庫)
また、加藤典洋の「ポッカリあいた心の穴を少しずつ埋め
てゆくんだ」のことで、世論が二つの陣営に分かれ、罵倒
の応酬ばかりでまともな議論がないことへの深い徒労感の
中で、二派の間に橋を架ける、梯子で以てつなぐことにつ
いて書かれていると読んだ。そのとおりだ、すごく読んで
みたい、そしてそういうことができる人は・・・。