国立国際美術館「エル・グレコ展」

エル・グレコの世界
エル・グレコといえば大原美術館の一枚とその隣りの
喫茶エル・グレコ。なんだかその印象が強くて特別な
孤高の画家というイメージがあったが、初めて見る回
顧展。国内最大規模の50点以上の作品を集めてたし
かになかなか見ごたえのある展覧会だった。
まずスペイン人と思っていたのにギリシャ人、ヴェネ
ツィア、ローマ、トレドと渡ってきたという。カトリ
ックの宗教画家であり、特に聖母マリアの無原罪や聖
母被昇天を何度も描いており、教会などで仰ぎ見る絵
として圧倒的な迫力、威容を持っていただろう。