西和彦「60歳からの暮らしの処方箋」

60歳からの暮らしの処方箋 (幻冬舎ルネッサンス新書)
ブックオフの新書棚で見つけた時は、あのマイクロソフト
副社長だった西和彦がもう60才なのかと思って手に取っ
たら全く違う人だったのだが読んでみた。
これはいい本だ。
いままでいくつかこの手の本を読んだが、いわゆる成功者
の話で読んだときは参考になったような気になるが実は参
考にはならない。ところがこの本は、作者はエリートであ
るのだが、実生活に根付いた私はこうしている、こうした
いというスタンスに徹していて、こうしろとかこうしなけ
ればならないとかの押し付けがないさわやかなところがい
い。なにげない話にリアリティがあって好感が持てる。
だれでも書けそうにみえて実は書けないこの原稿を本にし
た編集者もえらい。