高橋克彦「ゴッホ殺人事件」

ゴッホ殺人事件(上) (講談社文庫)
ゴッホ殺人事件(下) (講談社文庫)
はじめて読む作家でしたが楽しめました。
作中で、ゴッホはなぜ同時代に評価されなかったか
という疑問が提示されるのだが、これは私もずっと
抱いている疑問である。
個性的な絵も多いが、田園風景や跳ね橋とか気持ち
の安らぐ作品も多くあり、当時の人達が美意識は、
こんなふうでありだからこういう絵は好まれなかっ
たというような説明をみてみたい。