子どものためのシェイクスピア「ロミオとジュリエット」

シェイクスピア全集 (2) ロミオとジュリエット (ちくま文庫)
この芝居のシリーズを見始めてからもう
20年近くになるのだろうか。それで今年
ロミオとジュリエット加藤健一の息子
がロミオらしい。会場は天王寺近鉄アー
ト館、昨日の夜公演、ほぼ満員の入り、た
だし子ども達はちらほら、ほとんど大人達。
さて大筋は知っているロミジュリ、という
かウェストサイドストーリーで知っている
のも変な話だが。
あの有名なバルコニーのシーンはもうすこ
し雰囲気があってもよかったように思う、
最後の薬で死んだふりあたりの展開、両家
の和解とかちょっと未消化のような。それ
にしてもロミオが馬鹿息子だなあ、気持ち
が入っていかず、それでもラストシーンで
のスポットライトのなかで満面の笑みを浮
かべて大きく手を振るシーンはぐっと来た。
さて、ジュリエットは死んだのか死ななか
ったのか。いつものように伊沢磨紀好演。