河合隼雄「中年クライシス」

中年クライシス

中年クライシス

河合隼雄漱石の門や安部公房砂の女などを読んで、
中年の抱えるやっかいな問題を紹介し、解きほどいていく。
充ち足りてない時の不満、充ち足りているときの不安、
老いに向き合う覚悟ができていない等たしかにそういう
時期に自分がいることがわかる。河合隼雄とはいえ、
こういうタイトルの本を手に取るということだけで、
なんらかの漣があるということなのだ。