喫茶室cobu「永島慎二遺作展」

は、やっぱり終わっていた。
火曜日までで、水曜日は休み、木曜日に出かけてもやっているわけが
ないとわかってはいても、迷った末それでも来てしまった。
喫茶室「cobu」の女主人に、ひとこと、やっぱり終わってるんですね、
と声をかけると、(まあ遠くから来たようなことも話したために)
一部の作品を見せてくださった。
はじめてみる油絵は、マチエールがしっかりしていて、ひきこまれる
ものがあった。すこしお話も聞かせていただき、コーヒーもおいしく、
来てよかった、すこし心も豊かになった。
永島慎二は、私の青春と共にあったということではなく、ずっと
年とともにその時々の距離感で存在し、これからもそのようにいるの
だなとあらためて思ったものだ。