永島慎二さんのこと2

漫画家残酷物語―シリーズ黄色い涙 (1)
永島慎二さんの多くの評価が「漫画家残酷物語」で、知名度が「柔道一直線」で、
人気が「フーテン」というのでは、違和感を感じます。
またあの頃の青春という時代の空気としてではない、普遍的な評価がされても
いいのではないかと感じています。彼の漫画は「線」だと思う。
あのわざとへたくそに描いた線、筆で書いた線、軽やかな線、自由自在である。
隠居して、好きなことしている風だったのに、好きなように描きたい漫画
だけ描くことはなぜできなかったのだろう。
再評価されるのを待ちたい。
http://www.eonet.ne.jp/~fushinshi/dansan/nagashima.htm