篠田節子「女たちのジハード」

女たちのジハード
深夜の弁当工場の話と思っていたら、まったく違う、勘違い、別の本であった。
「負け犬」の働く女たちの、まさにジハード。
男たちが持つ会社での労苦とはまったく違う障壁、特にキャリアでない
普通の女性社員(OLと呼ぶな、なぜOLなのか、社員じゃないのか)の
なんともいえないものを描き出して、かつ明るい。