2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ピアノ10ヘイ・ジュード

前回から1ヶ月経ちました。すでに熱は冷めてしまいました。 左手のコードを覚えるという目標はわかりましたが、やはり むつかしすぎる。ヘイ・ジュードくらい弾けるようになれば と思うのですが・・・。村上春樹のエッセイを読んでいたら、 彼はピアノが弾…

マイケル・ダグラス「ダイヤルM」

5月5日に観たヒッチコック映画「ダイヤルMを廻せ」 のリメイク版。主役はマイケル・ダグラス。妻役の グウィネス・パルトロウは自分で解決しようとする たくましさがあるが、グレース・ケリーと比較される のは酷か。やはりヒッチコックの方が断然よかっ…

黒澤明「静かなる決闘」

三船敏郎が潔癖な外科医を演じて、それを黒澤はなにを 演じさせたのだろうか。その苦悩は、最後の方ですこし 出てくるだけだし、あまりにもいい人過ぎるのではないか。 千石規子が変化していくところは脚本が見事。 こんなストーリーとは思ってなかっただけ…

第三舞台「天使は瞳を閉じて」

昨日のトランスの味を占めて、またもや第三舞台の DVDを観る。 ロンドン公演のインターナショナル版である。 未来の街を覆う目に見えない壁のなかの絶望の中で、 壁を破ろうとする人達と、それを見守る天使の物語。 細部はわからないところも多いが、夢と…

第三舞台「トランス」

第三舞台の芝居のDVDを観る。 これは機関銃のようなセリフの芝居じゃなく、 3名の役者だけのわかりやすい芝居。 私の好きな小須田康人、スター長野里美、そして ターミネーターオカマはなんと松重豊。 といって内容はわかりやすいわけではない。 「真実…

瀬戸内寂聴「寂聴源氏塾」

これはわかりやすい入門書だ。光源氏が主役でなく、 女性たちが主役で、そのように読むと、源氏の性遍歴 小説ではないことが判るという。 ダイジェストを読んだ限りでは、当初は源氏にあきれかって いたが、たしかにそれだけではないのだなという感じになる…

丸谷才一「輝く日の宮」

「瀬戸内寂聴の源氏物語」というダイジェスト本を読んだので、 そういえば源氏の幻の帖があったなかったという小説を読んだ ことを思い出して、ひっぱり出してきた。改めて読んだら、 さすが丸谷才一、やっぱりおもしろいのなんのって。 奥の細道のくだりや…

辻井喬、上野千鶴子「ポスト消費社会のゆくえ」

西武セゾンの堤清二こと辻井喬は、私の興味ある人物のひとりである。 上野千鶴子は「こわいもの見たさ」の人として、今度は、辻井喬に迫り まくるというので読むしかなかった。 堤清二のことは、元共産党員という経歴、西武鉄道の堤との異母兄弟の 関係など…

清水義範「もっとどうころんでも社会科」

お勉強シリーズの第何弾かわからないけど、 いってみれば週刊子どもニュースみたいな本で、 サイバラの突込みがすごくて、これでバランスが ほんとに取れているのかわからないのだが、一言 でいえば楽しめました。オランダは興味深い国だ とつねづね思ってい…

猪瀬直樹「ペルソナ−三島由紀夫伝」

面白く読んだ。三島家三代にわたる官僚家系と、日本の官僚制度を からめて語られている。いろんな情報を詰め込んで、もちろん面白 かったんだけど、ちょっと説明できないなにかがあるというか、な にかがないというか、ひっかるものがあったことは否めない。…