2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ノーラ・エフロン「ジュリー&ジュリア」

ユー・ガッタ・メール等の監督のなかなか素敵な映画だった。 エイミー・アダムス扮する現代のジュリーと、メリル・ストリープ の数十年前のジュリア(アメリカのフランス料理研究家)の実話に 基づくストーリー。それぞれにその時代の女性の立場がうまく表わ…

大森美香「プール」

最近流行の癒し系映画のひとつ。いま噂の小林聡美主演の映画。 「転校生」から見ていた小林聡美は、天然系女優として確固たる 位置を占め、映画も「かもめ食堂」「めがめ」等癒し系映画の はまり役として活躍。これもその一連か。とくにストーリーはな い、…

藤田宜永「戦力外通告」

出張の車中の1冊、とにかく気楽に読める物語。 55才のリストラはリアルであるが、ストーリー はおとぎ話。結局は仕事だというのもそれでいい のかという素朴な感想と、その時がきたらそう思 うかもしれないなとの納得の感想。

鈴木敏夫「仕事道楽」

スタジオジブリの現場という副題のついた岩波新書。 経営者およびプロデューサーの仕事とスタンスがわ かるし、なるほどなあと思うところもある。高畑勲 や宮崎駿との関係、一緒に海外美術巡りとか面白い 話も多いし、教養というか勉強してるんだとも納得。 …

「トイ・ストーリー3」

週末の旅先のリラックスした気分でトイ・ストーリー3のDVDを観る。 もちろん3Dではない。 伏線や小ネタがあいかわらずうまい。トトロもさりげなく登場。 堪能した。

鯨統一郎「新・日本の七不思議」

「邪馬台国はどこですか」が面白かっただけに、 これはないだろうと思う。

ケラリーノ「二人の夫とわたしの事情」

とびとび暦通りのGWの最後に、サマセット・モームの原作で、 ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出の芝居をテレビ録画してあ ったので観る。松たか子、段田安則、渡辺徹、新橋耐子、安心 して見ていられる。ケラリーノはどんな演出家なのかわからな いがオー…

筑紫哲也「スローライフ」

筑紫哲也の本(新書だけど)をはじめて読んだ。 マスコミの舞台で華々しく活躍していた人と思っていたが、 NPOとか地道な活動もしていたことを知る。この本は副 題が、緩急自在のすすめ、とあり、道草、寛容、ゆとり、 云っていることはよくわかり共感す…

藤田宜永「いつかは恋を」

主人公の女性が、下町の町工場、機械加工の3、4人の 職人さんを抱える社長という設定。ものづくりの現場は 面白い、この女社長が恋をするのは面白い、でも相手の 男は面白いだろうか。

宮部みゆき「楽園」(上)(下)

GWに長いものを読もうとして、あの「模倣犯」の ライターの女性がまた巻き込まれる長編。 模倣犯もそうだったが、これも重い、沈む。 ライターの前畑さんと旦那の関係に救われる。どこ かで読んだが、宮部みゆきもここまで悪を書くと滅 入ってしまう、もう…