テレビでやっていたので再見。
忘れているなあ、船外活動中にあんなに振
り回されて助かるとは思えないけど、事故
そのものにはリアリティがある。命綱のな
い船外活動は絶対的な孤独だろうな。
撮影の仕方をwebで見た、驚く。いずれ宇
宙で撮影というのもあり得るのだろう。
でも孤独感はもっと絶対的なものでそれは
まだ表現できていないように思えた。
新しい日記
ひさしぶりに旧職場の人と電話で話をした。
この2年コロナでわたしはずっと停滞して
いるなと思っていたが、ずいぶん遠くまで
来ているんだなと感慨あり。
人に云うと驚かれてしまうのだが、10年連
用日記をやっていて4冊目がまもなく終了
する。感想なし記録のみ、10~50字くらい、
面倒なので3,4日をまとめて書く、ボケ防止
になるか、ずるずる40年である。
それでハンズへ博文館の5冊目を買いに行っ
た。はて、5冊目を買って大丈夫か、わたし
にはまだ10年あるのか、と一瞬頭の中をよ
ぎったが、考えることに意味はないと蹴散
らしたのだが、ふと別の会社の10年連用
日記が目に入った。かなり小さめ、ちょっ
とおしゃれ、しばし思案し、いままで4冊
揃った博文館から、あたらしいミドリの
に乗り換えようと決める。
ずいぶん遠くまで来たんだから。
映画「八十日間世界一周 」
1956年アメリカ映画、なんとアカデミー作
品賞。まあ今見ると困った映画、でもあの
頃を思えば、世界の景色が大スクリーンで
見られるといえばそれでよかったのだろう。
デヴィッド・ニーヴン、秘書カンティンフ
ラス、姫シャーリー・マクレーン、ちょい
役のゲスト出演でマレーネ・ディートリヒ
やフランク・シナトラその他、お祭り映画
でありました。
「MIFUNE: THE LAST SAMURAI」
2018年、三船敏郎のドキュメンタリー映画。
映画を見始めた50年ほど前には、三船はテ
レビに出ていて、世界的スターと云われて
いるのがよくわからなかった。その後、黒
澤明全作品を見たときに、三船の豪放さ、
力強さ、眼力、寡黙さの美学などを認めざ
るをえなかった。
その三船の全貌を捉えるドキュメンタリー
なのだが、関係者インタビューが息子の史
郎のが多く、また誉め言葉ばかりで、さら
にスピルバーグやスコセッシに語らせてい
るのにもったいなかった。もっと重厚な重
層的なインタビューと映像で三船像の決定
版をつくってほしかった。
映画「アマンダと僕」
2018年フランス映画。いかにもフランスら
しい親子、兄弟、夫婦、恋人の関係を見せ
てくれる。24才の若者がテロで母親を亡く
した姪っ子と共同生活していくことへの不
安、不満のなかで、恋人、本人の母親の助
け、助け合いがすこしづつできていく様を
饒舌にならず丁寧に描いていく。
パリの街の自転車の疾走感、ひとりで乗る
感じ、姪っ子と一緒に乗る感じ、信頼がす
こしづつできていくところが気持ちいい。
「エルビスは建物を出た」というエピソー
ドがもうひとつ決めてほしかったな。