サンドラ・ブロック「ゼロ・グラビティ」再見

テレビでやっていたので再見。
忘れているなあ、船外活動中にあんなに振
り回されて助かるとは思えないけど、事故
そのものにはリアリティがある。命綱のな
い船外活動は絶対的な孤独だろうな。
撮影の仕方をwebで見た、驚く。いずれ宇
宙で撮影というのもあり得るのだろう。
でも孤独感はもっと絶対的なものでそれは
まだ表現できていないように思えた。

ktoshi.hatenablog.com

新しい日記2

昨日の補足。

4冊の日記は基本的に見返すことはない。

死んだらそのままゴミとなる。

亡き母も日記をつけていた、ボケなかっ

たのはそのせいだと信じることにした。

亡くなって最新の日記帳を手に取ってみ

たら最初のページは正月で子供孫に囲ま

れて楽しかったとかかれており、その一

日だけをビリっと破り、それ以外のすべ

ての日記は読まれることなく処分した。

そういうものだ、それでいい、そしてわ

たしのもそうなる。

ただ毎日を振り返る作業をしているだけ

である(3日に一遍くらいだけど)。

それに連用日記だと毎年同じようなこと

をしているなとわかって笑える。

新しい日記

ひさしぶりに旧職場の人と電話で話をした。

この2年コロナでわたしはずっと停滞して

いるなと思っていたが、ずいぶん遠くまで

来ているんだなと感慨あり。

人に云うと驚かれてしまうのだが、10年連

用日記をやっていて4冊目がまもなく終了

する。感想なし記録のみ、10~50字くらい、

面倒なので3,4日をまとめて書く、ボケ防止

になるか、ずるずる40年である。

それでハンズへ博文館の5冊目を買いに行っ

た。はて、5冊目を買って大丈夫か、わたし

にはまだ10年あるのか、と一瞬頭の中をよ

ぎったが、考えることに意味はないと蹴散

らしたのだが、ふと別の会社の10年連用

日記が目に入った。かなり小さめ、ちょっ

とおしゃれ、しばし思案し、いままで4冊

揃った博文館から、あたらしいミドリの

に乗り換えようと決める。

ずいぶん遠くまで来たんだから。

 

 

 

市川準「トキワ荘の青春」

市川準は「東京兄弟」か「東京夜曲」か見

て、もちろん「つぐみ」は見て、淡々とし

た作風の好きな監督だった。その「トキワ

荘の青春」、いやはや驚く、古田新太がい

生瀬勝久がいて、阿部サダヲ、大森嘉之、

まだ無名だったか多才な登場人物。寺田ヒ

ロオは「背番号ゼロ」も「スポーツマン金

太郎」も「くらやみ五段」も好きだった、

すでに時代遅れの感があったけど。

青春の哀歓を淡々と描く、やっぱりよかった。

 

 

映画「八十日間世界一周 」

1956年アメリカ映画、なんとアカデミー作

品賞。まあ今見ると困った映画、でもあの

頃を思えば、世界の景色が大スクリーンで

見られるといえばそれでよかったのだろう。

デヴィッド・ニーヴン、秘書カンティンフ

ラス、姫シャーリー・マクレーン、ちょい

役のゲスト出演でマレーネ・ディートリヒ

フランク・シナトラその他、お祭り映画

でありました。

80日間世界一周 (字幕版)

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「MIFUNE: THE LAST SAMURAI」

2018年、三船敏郎ドキュメンタリー映画

映画を見始めた50年ほど前には、三船はテ

レビに出ていて、世界的スターと云われて

いるのがよくわからなかった。その後、黒

澤明全作品を見たときに、三船の豪放さ、

力強さ、眼力、寡黙さの美学などを認めざ

るをえなかった。

その三船の全貌を捉えるドキュメンタリー

なのだが、関係者インタビューが息子の史

郎のが多く、また誉め言葉ばかりで、さら

スピルバーグやスコセッシに語らせてい

るのにもったいなかった。もっと重厚な重

層的なインタビューと映像で三船像の決定

版をつくってほしかった。

 

映画「アマンダと僕」

2018年フランス映画。いかにもフランスら

しい親子、兄弟、夫婦、恋人の関係を見せ

てくれる。24才の若者がテロで母親を亡く

した姪っ子と共同生活していくことへの不

安、不満のなかで、恋人、本人の母親の助

け、助け合いがすこしづつできていく様を

饒舌にならず丁寧に描いていく。

パリの街の自転車の疾走感、ひとりで乗る

感じ、姪っ子と一緒に乗る感じ、信頼がす

こしづつできていくところが気持ちいい。

エルビスは建物を出た」というエピソー

ドがもうひとつ決めてほしかったな。

アマンダと僕[DVD]

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