買わないつもりだったが、ついamazonで。
拓郎のセレクトアルバムという本人が選ん
だCD3枚組。内1枚はデモテープ曲集で
これを聴きたくて。全曲に本人コメントが
あり、曲を作る、仕上げるのにはいろんな
ことがあるようだ。誰々のギターはどうだ
とか、間奏のフレーズが気に入ったとか、
まるでわたしにはわからない。
拓郎の声とメロディ、そして歌詞でしか好
き嫌いがわからない。
ライアン・ゴズリング「ナイスガイズ!」
ラッセル・クロウとライアン・ゴズリング
共演のコメディアクションというのか。ラ
ッセル・クロウは驚くほど太ってしまって、
ゴズリングはすでに肩を並べるほどの貫録、
娘役の女の子がキュートでいい役どころを
演じていた。
contondo公演「沙翁十四行詩集故郷へ帰りたい」
名古屋伏見のG/PITというスタジオで演劇
を観てきた。展覧会形式の演劇という方式
で、演劇を囲んでランダムに座席が用意さ
れ、固定ではなく自由に移動して観てくれ
ということらしい。開演がなくいつでも入
場可なので、演劇を観ていると客が入って
きてどこに座るかうろうろするのがそれも
演劇の一部のようで、かつスタッフが同じ
ようにうろうろしているのでどれが役者で、
スタッフで、客かよくわからないところが
面白かった、演出だったらよかったのに。
芝居はわからない、ただモノローグばかり
でコミュニケーションがない。音楽とダン
スもあり、パフォーマンスというのだろう
か。会話のない、頭の中の演劇はわたしに
はなじめませんでした。
ラッセル・クロウ「インサイダー」
久々に重厚な作品を見た。企業の不正に内
部告発する副社長研究者ラッセルクロウ、
テレビ局ニュース記者アル・パチーノ、そ
の上司クリストファー・プラマー。
内部告発者の告発を嘘と思い込ませるため、
彼の過去の過ちや弱点を見つけ出しネガテ
ィブキャンペーンをはるところなど、どこ
の国も同じ手口だ。テレビ局は経営してい
かなければならないので、権力やスポンサ
ー等には弱く、現場とのせめぎあいをリア
リティをもって描いていく。
若いラッセル・クロウもよかったし、また、
クリストファー・プラマーのしたたかさに
は唸る。いつもと同じ感想になるのだが、
アメリカの民主主義の底力に感心する、し
かも実際の事件に基づく映画だというので、
そういう映画をつくり上映できるところが
逞しい。