梶原阿貴「爆弾犯の娘」

驚きの告白本、しかも作者はあの「櫻の

園」のとんがってた三年生のあの子、ロ

パーヒン役のあの子である。

といって爆弾犯の娘であっても本人が爆

弾犯ではない、関係ない、問題ない。

14年間わけわからず逃亡生活をしてい

た暮らしぶりはフィクションのようなノ

ンフィクション、父が自首してからの、

本人の中学(自由の森学園には先輩のこ

どもが通っていたのだ)から役者を経て

今に至る生き方もやはり父を見つめてと

いうことにならざるを得ないのはしかた

がないことだ。

その後、脚本家として賞もとり、「桐島

です」の脚本も書いて、この本を書いて

けじめをつけようということだろうか。

わたしからは元女優だった有名脚本家の

名前を知ってまたなにかの映画で名前を

見つけることだけである、期待。

爆弾犯の娘

爆弾犯の娘

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