常設展が好きである、いつ行っても同じ
ものが展示してある安心感がある。東京
では、国立西洋美術館、国立近代美術館、
旧ブリヂストン美術館である。
近代美術館では明治以降の洋画の格闘を
観るのが好きである、ブリヂストンはこ
じんまりと名品が観られた(アーティゾ
ンになってコンパクト感がなくなってし
まったのは残念)、そして西洋美術館は
中世絵画がいつも観られるのはここだけ
だと思う、何度来ても魅入ってしまう、
作者の名前は覚えられないけど、数百年
もの間ずっと人々に魅入られてきたもの
をいまわたしが観られることだけで素晴
らしい。
ひさしぶりに行ってきた、上野駅の公園
口の景色が変わっていた、道路がなくな
り改札を出るともう広場である、驚く。
いつのも常設展、そして小特集の時祷書
に由来するリーフ、写本挿絵の展示、内
藤コレクション展Ⅱ「中世からルネサン
スの写本 祈りと絵」が素晴らしかった。