トム・クルーズ「ワルキューレ」

2008年アメリカ・ドイツ映画。

ヒトラー暗殺計画があったことは知って

いたが何十もあったことは知らなかった。

これはいちばん大掛かりな計画のようで、

その全貌の映画化、ドイツ軍隊の中にも

反ナチの勢力がいたことも知らなかった。

クーデターは失敗し多くが死刑となるの

だがそうせざるをえなかった決死の覚悟

は重い。2・26事件もそれに近い例だ

と思うが、首謀の軍人政治家はともかく、

絶対命令の兵隊たちの無残さは非情とし

かいえない。ではやらなきゃよかったか

といえばそうとは言い切れない、むつか

しい。なんともいえないしこりが残る。