「不惑の2003年日記」

不惑の2003年日記」

12月×日
今年もこれでおしまい。
12月×日
大阪城ホールの舞台に立つ。辻井喬「風の生涯」(上下)読了す。
12月×日
ニューオータニ大阪のギャラリためながへ。大阪城ホールへはじめて入る。佐渡裕は凄い、一万人も凄い。あわてて佐渡裕「僕はいかにして指揮者になったのか」読了。
12月×日
中之島中央公会堂へはじめて入る。かつての大阪の繁栄を象徴する建築物をもっと大阪は大事にすべきであった。
11月×日
天保山サントリーミュージアム田中一光展」へ、晴れた日の海も気持ちがいい。
11月×日
長居公園の自然史博物館へ、関西文化の日で無料。
11月×日
グランキューヴ大阪で吉田拓郎コンサート(TAKURO & his BIG GROUP with SEO)、手術後のツアーということで感無量。
11月×日
京都一乗寺恵文社書店へはじめて行く、普通の商店街の中のスノッブなおしゃれな書店。京大前の古書展、知恩寺古本祭りへ、 婦人之友表紙画90年図録購入。アートゾーン神楽岡にて島田章三版画展とイベント(ピアノ演奏会と島田章三ギャラリートーク)を観に行く。とても楽しい時間をいただく。
10月×日
坪内祐三「1972」読了。私にとっても重要な1972年についての連作エッセイ。連合赤軍浅間山荘は沢木耕太郎が書くといってなかなか出てこないし、 この「1972」はまっすぐな切り口でこの事件を取り上げている。
10月×日
高島屋美術画廊「大津英敏展」へ。岸田今日子「外国遠足日記帳」「すりはするパリでする」「ここはどこ」読了す。
9月×日
大丸心斎橋ミュージアム東京富士美術館所蔵展を観に行く。阪神優勝秒読みで戎橋付近は大混雑、かたや百舌鳥八幡宮月見祭(ふとん太鼓)も大混雑。
9月×日
古い洋館の大阪倶楽部へしばらく通うことになる。
9月×日
ジュンク堂池袋店の谷川俊太郎書店へ行く。当然ご本人はいない。次回は安野光雅らしい。
9月×日
司馬遼太郎記念館へ行くが特別休館日でがっかり、また出直し。
8月×日
大丸梅田ミュージアム安野光雅展」へ。天童荒太永遠の仔」単行本が上下で200円で読めるブックオフはえらい、読了。
8月×日
なんと京都国立博物館の「アート・オブ・スターウォーズ展」へ。知る人ぞ知る「アスタルテ書房」へ、表札すらなかった。
8月×日
あれが日本一のPL大花火4万発か、遠くに見える。
7月×日
BSでようやく北村想「寿歌」加藤健一事務所で観る、こういう話か。
7月×日
安藤忠雄設計の兵庫県立美術館へ。そこで「美術のかたち-手で見る造形-」手で展示品を触れる展覧会を初めて体験する。UCCコーヒー博物館、芦屋市谷崎潤一郎記念館へ。
7月×日
神戸市立小磯記念美術館へ。旧居留地のヴォリーズ他のいくつかの建築物を見る。
7月×日
チェコ国立ブルノ歌劇場オペラ「アイーダ」をフェスティバルホールで観る。よかった、でも有名な行進の場面はメト歌劇場のをLDで見たことがありその豪華絢爛さが印象にあり、すこし残念だった。
7月×日
30年前の山田太一ドラマ「懐かしき海の歌」入手して観る。拓郎も浅田美代子も学芸会でしたね。
7月×日
関川夏央「海峡を越えたホームラン」林望「芸術学の磨き方」大谷晃一「大阪学」「続大阪学」読了。
6月×日
心斎橋近辺には安藤建築がいくつかあるらしい、そのひとつのビルのレストランでランチ、ただし壁はペンキ。その後大丸美術画廊で「木津文哉展」。
6月×日
青天の霹靂とはこのことか。不惑のタイトルが痛ましい。とは別に吉田拓郎が癌手術、身近なリアリティ。
6月×日
丸谷才一の10年ぶりの新作「輝く日の宮」購入す。楽しみ。
6月×日
サントリーミュージアム天保山「バビルゾン派と印象派展」へ。ここも安藤忠雄なり。
5月×日
三越大阪店で「巨匠展~今そして未来」を観る。健在な島田章三あり。
5月×日
連日、安藤忠雄設計の近つ飛鳥博物館へ行く。森の中のうちっぱなしのコンクリート、ここも入り口までの通路が劇的。
5月×日
安藤忠雄設計の狭山池博物館へ行く。展示物より建物に眼が行く。エントランスの滝がみごと。
4月×日
東京ステーションギャラリー安藤忠雄建築展」観る。建築が社会に係わっていることを提示してくれる。ジャンボジェット機の2階席にはじめて座る。
4月×日
村上春樹キャッチャー・イン・ザ・ライ」購入す。ライ麦畑から30年か。
3月×日
吉田拓郎新CD「月夜のカヌー」購入す。マンネリだけどやはり存在感あり。
3月×日
2年間の単身赴任生活に別れを告げ、家族を呼ぶ。ユンケル飲みながら引越し。
2月×日
愛知県美術館中西夏之展」へ。ハイレッドセンターで名前を知っていたけれど、現代美術で抽象というのはまるでわからず、わかるわからずでなく好きではないというべきか。
2月×日
浜松市楽器博物館へ。アクトシティ浜松へ用事があって見つける、立派な博物館であった。
2月×日
「両洋の眼展」を観に松坂屋美術館へ、今年初めてなんだ。なんとなくそわそわ。
1月×日
綾戸智絵CD「friends」購入。NHK趣味悠々のゴスペルも元気満点であった。
1月×日
関川夏央「坊ちゃんの時代4部作」購入開始。細野不二彦ギャラリーフェイク」1~5巻購入。ついでにようやく浦沢直樹「モンスター」最終巻まで読了、マンガ浸りの日々。
1月5日
不惑の2003年日記です。50をにらみながらの四十而不惑である。