永田和宏・河野裕子「たとへば君」

永田和宏に関心を持ち、つぎは「たとへ

ば君」。夫婦ともに短歌をつくることで

ともに暮らした人生を振り返ることがで

きるというのはうらやましいことだ。短

歌あるいは言葉があって、そこに絡みつ

いている思い出は深い。

短歌もよくわからない短歌がある、理解

できない言葉がある一方で、新鮮な表現

があってそれはうれしい。

毎週日曜に朝日歌壇を見る、読むのでは

なく見る。永田和宏が選した短歌を読む

ことで、いまの永田和宏を見ている。