あらためて著作リストを見ると10数冊く
らいしか読んでないことがわかる。でも「
宇宙からの帰還」「シベリア鎮魂歌―香月
泰男の世界」「思索紀行」「ぼくはこんな
本を読んできた」等はずしりとくる読書だ
った。「立花隆のすべて」という本で経歴
やなにを考えてきたかみたいなことは通り
一遍理解したつもりだが、その後癌になり
そのことを研究し生死について考え、自分
自身を探究したようである。不摂生をして
きたと云っていたが80まで生きた、健康に
気をつけてのみ生きるのは違うと最期に教
えてくれたように思う。まさに知的好奇心
と行動力の塊であった。合掌。