ロマン・ポランスキー「戦場のピアニスト」

ポランスキーの「戦場のピアニスト」を3

日間かかって見た。昼下がりの家族室での

んびり見る映画ではない、前半中盤持続し

て見られなかった。ポランスキーは自身の

体験からも怒りのそして哀しみの映像を成

したといえる。ポランスキーは名作ぞろい

の巨匠監督にかかわらず少女虐待から罪を

負っているのだが、作品は作品として歴史

に残る、「チャイナ・タウン」「テス」は

好きな映画でこれも忘れることのない映画

となる。

すこしづつユダヤ人に対して抑圧がはじま

りいつしかゲットーに追いやられそしてホ

ロコーストへ。ゲットーの外では無関心に

ポーランド人(ドイツ人ではない)の普通

の生活が営まれている場面はショックだっ

た。(意に沿わない人を説明なく遠ざける

動きと同じ。)後半でドイツ将校に助けら

れ、ピアニストがモデルがいたように、彼

もモデルがいたようだ。その場面で弾くの

ポーランドショパン「バラード第1番」

だった(web調べ)。

ピアニストは生き残ることができたが、戦

後もポーランドの政情では苦しかったこと

だろう。歴史の非情が重くのしかかる。

戦場のピアニスト(字幕版)

戦場のピアニスト(字幕版)

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