ルネ・クレール「巴里の屋根の下」

1930年の名作。ルネ・クレール初のトーキ

ー作品だそうだ。当時は斬新なカメラワー

クだったのだろう、サイレントとトーキー

の狭間でサイレントの演技にときどき会話

が挿入される、歌は随所に流れミュージカ

ルのようでもあり、これらも当時は画期的

な演出だったようだ。昔、高校で「戦艦ポ

チョムキン」の上映会があってそのときは

なぜこれがベストいくつに入る傑作とは理

解できなかったが、本を読んでモンタージ

ュ手法を採用して有名な作品だとあってそ

うなのかと思ったものだ。

これも映画史の中で見ると傑作なんだろう。

主人公の女性が自分の意志で男を選ぶのは

パリだなと思わせたし、ストーリーは単純

だがパリの詩情というのかその雰囲気はし

っかりと伝わった。 

巴里の屋根の下 [DVD]

巴里の屋根の下 [DVD]

  • 発売日: 2011/02/16
  • メディア: DVD