フランス映画。たぶんパリの庶民が住むエ
リアの公立小学校に赴任したバイオリン奏
者が子供たちにバイオリンを教えてコンサ
ート(発表会のレベルではなさそう)に出
場するまでの話。淡々と話は進んでいく、
トラブルもあるがすこしできすぎに展開す
る。もちろんバイオリン奏者にも子供たち
にも抱えているものはあり、それも淡々と
描き出す。ここですごいのは、教室の雰囲
気の自由さ気ままさ、フランスの多人種と
いうか多様さが個人の尊重となり子供のと
きから鍛えれられていく。カフェみたいな
ところで先生と親が慰労をしている傍で、
子供たちが傍若無人に子供たちの会話をし
ている、これがフランスの庶民の生活なん
だなとわかる。びっくりする、日本がいか
に均質化をめざし和を重んじるよう教育さ
れていることがわかる。どっちがいいとは
簡単に云えないが世界はいろいろだと知る
ことは大事。