瀬尾まい子「そして、バトンは渡された」

珍しく今年の本屋大賞受賞作を読みたいと

妻が云う。買うつもりはないし、ブックオ

フ200円棚にはまだないし、図書館は19人

待ちだしでも予約した。いままでベストセ

ラーを図書館で予約するな何十人待ちなん

て滑稽と思っていたが、待つこと何か月忘

れたころに図書館よりメール。

さて、妻が読む前に一気に読んだ。ファン

ジー小説だった、何人もの親に育てられ

た女の子が健気にポジティブに生きていく

話、ときにグッときてしまうところもファ

ンタジーだからそれでいいのだろう。

こういう本が読まれるのは家族のかたちが

変容した時代なんだなとつくづく思う。

【2019年本屋大賞 大賞】そして、バトンは渡された