たくさんのふしぎ「一郎くんの写真」

朝日新聞で紹介されていたので、図書館へ

行って読んだ。むかし子供が小さかったこ

ろ、毎月、福音館書店の「こどものとも

や「かがくのとも」や「たくさんのふしぎ

から選んで一冊買って帰った、だって安か

ったし、なんといっても安定感があったか

ら。ひさしぶりの「たくさんのふしぎ」の

先月号、木原育子さんという中日新聞の記

者とワニ眼の沢野ひとしのコンビ。

戦争の悲惨さはひとりひとりの個人のそれ

ぞれの悲惨さである。政治は大局で動く、

それはやむをえないことであるけれど、不

条理な悲惨さは個人にふりかかる、しかも

不公平に。

一郎くんの生きた証と尊厳が浮かびあがる。

一郎くんの写真 日章旗の持ち主をさがして (月刊たくさんのふしぎ2019年09月号)