朝日新聞で紹介されていたので、図書館へ
行って読んだ。むかし子供が小さかったこ
や「かがくのとも」や「たくさんのふしぎ」
から選んで一冊買って帰った、だって安か
ったし、なんといっても安定感があったか
ら。ひさしぶりの「たくさんのふしぎ」の
先月号、木原育子さんという中日新聞の記
者とワニ眼の沢野ひとしのコンビ。
戦争の悲惨さはひとりひとりの個人のそれ
ぞれの悲惨さである。政治は大局で動く、
それはやむをえないことであるけれど、不
条理な悲惨さは個人にふりかかる、しかも
不公平に。
一郎くんの生きた証と尊厳が浮かびあがる。