池澤夏樹「花を運ぶ妹」再読

高熱を解熱剤で抑えながらアイスノンを枕

に、熱帯のバリ島を舞台にした彼の代表作

のひとつを2006年以来再読、一気に読んだ。

記憶ではミッドナイトエキスプレスをイメ

ージしていたがまるでそういう感想はなく

妹の力、霊力というのかみえない力が世界

を動かす物語だ、水につかり、水に溺れ、

多湿気の気候のバリの空気や、アジアの特

にバリに息づく神や習俗のヨーロッパ文明

とは違うことを十分に示してくれる。

いやはややっぱり面白かった。 

ktoshi.hatenablog.com 

花を運ぶ妹 (文春文庫)

花を運ぶ妹 (文春文庫)